始めました

初めまして、こんにちは。

トウリと申します。

このブログでは私の好きな物、好きな人、好きなことを書いていきたいです。目標は一日一本。何でもいいからアップすることを目標に。

 

 

初めましては何を書こうか。うーん、おすすめの本はどうでしょう。

 

『マカン・マラン』という古内一絵さんのシリーズもの。本屋さんで表紙買いしてみたら、一気に好きになりました。

日常に疲れた普通の人たちが、マカン・マランという夜食カフェで一休みしていくオムニバスストーリー。1話完結型なのでスルッと読めて、ほっとできる。

私が惹かれたのは、お話の中で作られるご飯です。とにかくとにかく美味しそう。こんな料理が食べてみたいと思い、想像の中で料理のイメージが膨らみます。

春野菜のキャセロールや新鮮なマッシュルームで作られるサラダ、時間をかけて仕込む大晦日用のアドベントスープなんてものも。こんな料理が作れるわけはないけど、見た目や味についての描写が丁寧にされているから読んでいるだけで食べた気分になれる気がする。

 

マカン・マランを経営し、料理を提供してくれるのは、ドラァグクイーンのシャールさん。キャラクター設定に初め意表を突かれましたが、読むうちに気にならなくなっていくのが不思議です。

多分シャールさんやその他の登場人物たちが相手を思いやっているからなのかな。性別、性格、素性、そんなものは付属品でしかなくて、このカフェの中では優しい時間が流れている。

あ、シャールさんの衣装も素敵。描写から、あんなのかな、こんなのかなと想像したり、Google検索して画像を見てみたりもしました。とっても綺麗なんですよ、ナイトドレス。いっぺん調べてみてください

 

この本の中で彼らとマカンマランの時間を過ごすうちに、私のガチガチな強張りもほどけていくような気がします。何もしたくない時にふっと手を伸ばしてしまうお守りのような1冊です。

 

もしよろしければ一冊あなたのお供にどうでしょうか。

ここまで読んでくださってありがとうございました。